読書会に通い続けて人生変わった話(怖いところもある)

人生経験

27歳のときだ。転勤により私の東京一人暮らしが始まった。東京は情報のるつぼ、新宿や渋谷に行くと毎日が刺激的になり、そして私も成長していきたいと考えていたところ、世界観が激的に変化させてくれた1つが読書会だ。私は約1年間読書会に通い続けた。今回はそこで体験したこと、学んだことについて紹介したい。

きっかけ~賢者との出会い~

きっかけは視野を広げるために休日に参加した朝活カフェ交流会だ。朝活カフェ交流会では都内のカフェで5人ほどのグループに分かれてお互いに自己紹介をはじめ趣味や取り組んでいることで話が盛り上がっていった。私はこの交流会に2回参加した。そして、1回目の交流会で読書や映画について雄弁に語同年代の男性(以降、「Zさん」と記す)と会話をしているうちに親近感を感じ、連絡先を交換して日を改めてランチの約束を交わした。
Zさんは話し方、立ち振る舞いからもとても優秀な印象を感じさせた。

約束の当日、Zさんとランチをした後、カフェで会話が弾んだと同時に、私はZさんの知見の広さに圧倒された。そして、Zさんからは特に働くこと、収入の現状に対する反抗心を感じた。私も当時は毎日終電のような状態にあり、メンタル面も健康とは言えない状態にあったので、現状を変えたいという気持ちがあり、Zさんの話は刺さるないようばかりだった。そして、ある本を薦められ、自分が通っている読書会に参加して発表してみないかと誘われた。ちなみに神田昌典さんの「これから10年、活躍できる人の条件」だった。それから2週間後、私は読書会への参加を決めた。

読書会へ参加~休日の午前に集う~

読書会は土曜日の9:30-12:00に都内のレンタル会議室で行われた。参加者は20~30代と若い方が殆どだった。流れは、冒頭に主催者から読書会についての説明→5人ほどのグループに分かれて自己紹介、本の紹介(1人5分ほど)、他メンバからの感想や質問など→アンケート→ランチ→解散 というようなものだった。
私は終電帰りからの参加。土曜日の朝にもかかわらず、参加者は20名ほどいた。紹介図書、プレゼン技術、ファシリテーターなど運営側の手際の良さに非常に感心してしまった。

私は約1年間ほどこの読書会に通っていた。よく紹介されていた本は、読書会の最後に回答するアンケートに書かれている本だった。ビジネス書が多く、現状の働き方では幸せになることが難しく、将来に向けて行動し、自分で稼げる力を身に着けていかなければならないと思わせるものが多かった。「7つの習慣」、「LIFE SHIFT」、「2040」、「金持ち父さん」シリーズ など。

読書週間から学んだこと5つ

  • 学んだことを実践すると人生が変わる(悩みは読書が解決へ導いてくれる)
  • 通勤や昼休みが充実する、時間さえあればいつでも学べる・楽しめる
  • 成功者、優秀な経営者は読書の習慣がある
  • 私たちは学び続けなければいけない
  • 情報を取捨選択し、自分の人生をコントロールする(全部読まなくていい)

この読書会に参加するまでは、1年間で読んだ本は多くて3冊程度だろう(ほとんど小説)。読書会は週2回ほどあったので、参加するようになってからは3日で1冊のペースで読んでいたため、年100冊は読破していた。今では読書会に参加しなくなったものの、週1冊は読んでいる。

ビジネス書に書いてあることは、仕事面だけでなく生活全般に活かせることが多い。本は全部読まなくても、理解できなくても問題ない。ただ読んで終わりではなく、自分にとって刺さった部分を行動に移していけば大成功だろう。
私の場合、読書で転職(公務員→大企業)、演奏活動、資産形成も順調に行えている。読書は私を成長させ、課題解決へのヒントを与えてくれる。

また、読む工夫として、Kindleなどの電子書籍であれば目にも優しく、持ち運びが簡単だ。他におすすめなのはAudibleなどのサブスクを利用した耳読(ミミドク)だ、朗読の声は聴きやすく、再生スピードも調整可能で再生箇所も目次から選ぶことができる。移動中や家事などのマルチタスク中にも読書ができ、学び成長することができる。今はとても便利な時代だ。

ちょっと怖い点も~マルチビジネスへの序章~

読書会が成長への貴重な機会になり、感謝している一方で、マルチビジネス勧誘の一環であることも注意したほうが良さそうだ(ネットで「読書会 怪しい」などと検索すると複数の投稿が出てくる)。

実は私が参加していた読書会も怪しい。今考えると、参加メンバーは若者のみ、参加メンバーはほとんど同じ、メンバーの連絡先交換はNG、帰りは誰かと一緒に帰る(私の場合、誘ってくれたZさんでした)、開催場所もZさんに当日連れて行ってもらうまで不明、アンケートに記載された本ばかり紹介される(課題図書か?)、参加者がやたらと高学歴(情報弱者はカモにされるという教訓)

それでも読書会自体は素晴らしいものだと思っている。日々の学びと成長は続けていきたい。

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