20年以上バイオリンを弾き続けてよかった話(意外と役立つ)

音楽活動

3歳から始めてきたバイオリンをブランクなしでずっと続けていると、今では毎日練習することは歯を磨くことと同じように習慣化されている。
今ではバイオリンを続けてきて心から良かったと思う。そして、これからも続けていきたい。培われたスキルが音楽以外に社会でもプライベートでも有効活用されているからだ。
今回は、これまでの軌跡とメリットを書いていきたい。

3歳でバイオリンを始める。毎週レッスンに通っていた。

3歳の頃、母が子供にバイオリンを習わせたい強い希望があり、始める。お菓子の空箱やサランラップの芯などで作った「箱バイオリン」で持ち方、姿勢を学ぶところから始まった。5歳には楽器を持ってスズキメソードの教本の曲をこなしていった。
毎週のレッスンと、それ以外の日はほぼ毎日の夕食後に母と30分ほどの練習をしていた。母は、ピアノが弾けたので伴奏で合わせることもでき、今は感謝でいっぱいだ。
20年以上も弾き続けていると、大抵の曲は弾くことができる。(完成度はさておき笑)

活動がアクティブになっていく

もう今のバイオリン教室には15年以上お世話になっている。先生はボランティア演奏や市民オケでのコンサートなど、発表会以外でも多くの演奏の機会をくれた。趣味で誰かを喜ばせる、社会貢献できること、知り合いが増え、自分が社会と繋がっていることに喜びを感じた。

また、大学生のとき友人と音楽サークルを運営していた。メンバーは学外でも募集していたところ、一人のアーティストが入部してくれた。サークルは自然消滅したが、彼が活動するユニットに参加し、カフェやホテル、リノベーションスペースなど、普段のコンサートホールと異なる色々な場所で演奏活動をすることができた。

仕事の関係で東京に転勤になっても、帰省時には地元での演奏活動を続けた。
そして、今では東京でも演奏活動を行っている。ピアノとのデュオ演奏をすることもあれば、バイオリン1本でのワンマンコンサートも実施した。意外と何とかなり、需要もあった。復興活動を行っているようで達成感があった。

バイオリンを続けてきて得られた7つのメリット

・地道な作業へ集中して取り組める
・物持ちが良くなる
・メンタルが強くなる
・集団行動に慣れる
・いい意味で几帳面になる(言葉遣い、時間・期限、整頓など)
・教養を重んじるようになる
・感性が豊かになり、優しくなれる

趣味を聞かれたとき、就活で打ち込んだことを聞かれたとき、バイオリンについて答えれば悪い印象になることはなかった。そして、これだけ続けてきたことを語れることは他に滅多にないため、話していてもワクワクしていた。
集中力があり冷静になれるということは社会人になってから働くうえでとても役に立っている。また、合奏やオーケストラ、ユニットなどの共演では必ず会話があり、相手も自分より年上の大人がほとんどだったので、礼節を尽くして集団に馴染むことができた。

プライベートでも、クラシック音楽を楽しむほか、アートにも興味を持つようになり、作品の背景や作者の思いから感情が動くこともあった。教養が身に着くことに喜びを感じるようになり、人生が豊かになった。

参考:これまでに発表会で演奏した独奏曲

最後に、これまで私が発表会で演奏してきた独奏曲を紹介する。11歳から書いていきたい。
歳:曲名(作曲家)
11:ホームスイートホーム(ファーマー)
12:オベルタス(ヴィエニャフスキ)
13:ラ・フォリア(コレルリ)
14:コレルリの主題による変奏曲 (クライスラー)
15:前奏曲とアレグロ(クライスラー)
16:カプリース20番(パガニーニ)
17:スケルツォ・タランテラ(ヴィエニャフスキ)
18:スプリングソナタ第1楽章(ベートーヴェン)
19:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番Courante、Double(presto)(バッハ)
20:無伴奏ヴァイオリンソナタFuga(バッハ)
21:ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ)
22:華麗なるポロネーズ(ヴィエニャフスキ)
23:序奏とタランテラ(サラサーテ)
24:無伴奏ヴァイオリンソナタ4番(イザイ)
25:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番Chaconne(バッハ)

年齢が上がるにつれ、ヴィエニャフスキやサラサーテ、イザイの作品、コンチェルトなどへチャレンジしている傾向にある。生涯弾き続けていきたいものだ。

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